県内の酒造メーカーは20日の「父の日」商戦向けに、特別ラベルを張るなどした独自のプレゼント用商品を投入している。独自調査で日本酒が父の日ギフトの一番人気だったという蔵元などが、感謝の気持ちを表すアレンジを加えた。
県内の女子大生100人に「父の日に贈りたい物」を調査したのは尾畑酒造(佐渡市)。食卓を囲んで時間を共有できると、日本酒が人気トップだった。関連して尋ねた自社のギフトプランで、花と組み合わせた商品の評判が良かったという。
これらをもとに、娘から父への贈り物をイメージした「感謝状」ラベルの限定商品を発売。生花を長持ちするよう加工した黄色の「プリザーブドフラワー」のブーケを純米酒の瓶に結わえた。「花束をテーブルに飾り、お父さんを囲んで乾杯して」とPRする。
白瀧酒造(湯沢町)は、インターネット通販大手の調べから、父の日に日本酒の通信販売が年末並みに売れる傾向があるとして、ホームページに父の日向けの特設コーナーを初めて開設した。
既存商品に3種類の似顔絵風ラベルを張ったり、メッセージ入りのネクタイ型の首掛けを付けたりした。3千〜5千円の売れ筋を中心に、幅広く品ぞろえ。「遊び心から、小学生が父の日に描く温かみのある似顔絵をヒントにした。すでに年末の受注を上回った」と手応えを語る。
高の井酒造(小千谷市)など4社は染物屋と連携し、包装紙の代わりに各社オリジナルの手ぬぐいを製作。ニシキゴイや闘牛といった地元の名物を絵柄に使うなどデザイン性が高く、包みに使った後も手ぬぐいとして利用できるのが特徴だ。
高の井酒造は「団塊世代には日本酒好きな人が多い。手ぬぐいを話題にお酌して、日ごろの労をねぎらって」と話した。
新潟日報2010年6月16日より